WEBサイト制作・リニューアルの準備と進め⽅
7つの⼿順で詳しく解説!


WEBサイト制作やリニューアルを検討中の⽅の中には、「何から始めればいいのか」「どのように進めればいいのか」「どんな準備が必要なのか」といった疑問をお持ちの⽅も多いのではないでしょうか。


この記事では、WEBサイト制作やリニューアルをスムーズに進めるための具体的な流れと準備のコツを、7つのステップに分けて詳しく解説します。


WEB制作会社と協力して進める方法を中心に解説していますが、ノーコードツールなどを活用して自社でサイトを作成する場合も、基本的な流れは同じですので参考になるはずです。


「WEBサイトを通じて⽬標を達成したい」「成果の出るリニューアルを進めたい」という⽅に役⽴つ内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください!

STEP 1:⽬的とゴールを設定する

WEBサイト制作やリニューアルを成功させるには、「なぜサイトを作るのか」「何を達成したいのか」を明確にすることが重要です。これが曖昧だと、デザインや機能がブレてしまい、期待する成果に結びつかない場合があります。


制作会社と相談しながら、目標やターゲットを具体的に整理していきましょう。


具体的な内容

①目的を設定
・サイトを通じて達成したい成果を決める。
例:問い合わせ増加、採用強化、EC売上アップ など

②ターゲットを明確に
・想定するユーザー層を具体的に考える。
例:30代の働く女性、新規起業家、学生層 など

③数値目標を設定
・成果を測定するため、達成したい数値を設定する。
制作会社が業界データや過去の実績を基にアドバイスすることも可能です。
例:問い合わせ件数を月20件に増加させ、月間売上50万円増を達成 など

④サイトの種類を選定
・必要な機能や目的に応じて、サイトの種類を選ぶ。
制作会社がヒアリングを通じて最適なプランを提案します。
■コーポレートサイト: 企業情報や事業内容を発信するサイト
■ブランド・サービスサイト: 商品やサービスの特徴を訴求するサイト
■ECサイト: 商品を販売するオンラインショップ
■採用サイト: 求職者向けの採用情報を掲載するサイト
■ランディングページ(LP): 特定のキャンペーンや商品の宣伝に特化した1ページサイト


打ち合わせ・ヒアリングを通して決めていくべきこと

  • 達成したい目標や期待する成果
  • 現在の課題と改善したい点
  • 想定するお客様像やユーザー層


STEP 2:必要なページと機能を定義する

WEBサイトに何を載せるのか、どんな機能が必要なのかを整理します。この段階で全体像を固めておくことで、後の工程がスムーズになります。


予算や納期に合わせて計画を進める場合もあるので、制作会社と優先順位をつけながら進めましょう。


具体的な内容

①参考サイトを共有
・デザインや機能面で参考になるサイトを制作会社と共有。競合分析や業界特性を基にアドバイスをもらう。
例:競合他社や他業種で見つけた良い例 など

②必要なページをリストアップ
・TOPページ以外の必須のページを洗い出し、目的に合わせた構成を考える。
例:採用ページ、事業紹介ページ、お問い合わせページ など

③機能要件を定義
・必要な機能を明確にする。
例:問い合わせフォーム、予約システム、商品検索機能 など
・使用するツールやサービスを選定。サイトの規模や用途に合わせて選ぶ。
例:WordPress、Shopify など

④ドメインとサーバーの確認・選定
・ドメインの確認・選定をする。
既存のドメインを利用するか、新規取得するかを確認します。
新規取得の場合は、希望するドメインがあれば調査・取得をサポート。希望がない場合は、SEOやブランドイメージに適したものをご提案します。
・サーバーの確認・選定をする。
現在利用中のサーバーの継続利用、または移転の必要性を確認します。
新規で手配する場合、メールアカウントやドメイン連携の希望を伺い、サイト規模に応じた最適なプランをご提案します。

⑤スケジュールを設定
・公開日を目標にしたスケジュールを制作会社とすり合わせる。


打ち合わせ・ヒアリングを通して決めていくべきこと

  • 必要なページや機能のリストアップ
  • 参考サイトのURLや具体例
  • 公開希望日


STEP 3:見積・契約と予算計画

制作費用や運用費用の計画を立てる段階です。制作会社からの見積書を基に、予算に応じた要件の調整を行います。


この段階では、STEP 2で定義した内容と予算のバランスを見直しながら計画を具体化していきます。


具体的な内容

①見積書を確認
・提出された見積書の内容を確認し、予算と照らし合わせる。
例:デザイン費、コーディング費、撮影や素材購入費 など

②予算と要件の調整
・STEP 2で定義した要件を整理し、優先順位を再検討する。
・制作会社と相談しながら、予算内で実現可能な範囲を決定する。

③支払いサイトを決定
・支払いタイミングや方法を制作会社と確認する。
例:納品月の月末請求、翌月末お支払い など

④公開後の運用費用を把握
・サーバー代やドメイン費用など、運用に必要なコストを確認する。
・制作会社が提供するサポート内容(更新作業、トラブル対応など)も確認する。


打ち合わせ・ヒアリングを通して決めていくべきこと

  • 見積書の確認と要望のフィードバック
  • 支払い方法とスケジュールの希望
  • 公開後の運用に必要な予算計画


ここまでで、WEBサイト制作の基盤となる計画が整いました。
次はいよいよ理想を形にするフェーズです。
魅力的なコンテンツやデザインを通じて、サイトの魅力を最大限に引き出していきましょう!


STEP 4:ワイヤーフレーム作成とコンテンツ準備

ワイヤーフレーム(WEBサイトの設計図)を作成し、各ページに必要なコンテンツを整理・準備します。このステップが後工程をスムーズに進める土台となります。


具体的な内容

①ワイヤーフレームの作成
・各ページの構成や要素の配置を設計し、全体のレイアウトを明確化する。
例:ヘッダー、メインコンテンツ、お問い合わせ など

②ページ間の動線設計
・ページ同士のリンク構造を設計し、ユーザーが自然に移動できるようにする。
例:トップページ→事業紹介→お問い合わせ など

③コンテンツの準備
・各ページに必要なテキストや画像を用意する。
例:企業紹介文、製品写真、FAQデータ など

Tips:サイトの種類により必要になるコンテンツ
採用サイト:職場環境の写真、社員インタビュー
ECサイト:商品説明、レビュー、配送情報


打ち合わせ・ヒアリングを通して決めていくべきこと

  • ワイヤーフレームへのフィードバック
  • 必要なコンテンツ(例:文章、写真、動画)の提供
  • ページ間のリンク構造に関する希望


STEP 5:デザイン案作成と方向性の共有

共有された参考サイトやブランドイメージを基に、デザイン案を作成し、具体的な方向性をすり合わせます。このステップでは、ターゲットに響くデザインを追求します。


具体的な内容

①ブランドイメージの共有
・使用する色やフォント、デザインのトーンを制作会社と共有する。
例:ロゴデータやブランドガイドラインを参考に方向性を決定 など

②参考サイトの確認
・気に入ったデザインや機能を持つサイトを共有し、具体的なイメージをすり合わせる。
例:競合サイトや異業種での参考事例 など

③デザイン案の作成と調整
・制作会社がデザイン案を提示。色合いやレイアウトについて、フィードバックをもとに調整を進める。
・必要に応じてPC版とスマホ版のデザインも確認する。

Tips:サイトの種類によるデザインポイント
採用サイト:若年層向けならトレンド感、経験者向けなら信頼感を重視
ECサイト:購入操作が直感的に進むよう、UI/UXを優先


打ち合わせ・ヒアリングを通して決めていくべきこと

  • ブランドガイドラインやロゴデータの提供
  • デザイン案へのフィードバック(例:配色、フォント、レイアウトの意見)
  • 参考サイトやイメージの提示


STEP 6:機能実装とテスト

デザイン案に基づき、必要な機能を組み込み、動作を確認するステップです。テスト用のサイトで問題点を見つけ、修正を進めることで、完成度の高いサイトを目指します。


具体的な内容

①デザインと機能を組み込む
・デザイン案に基づき、ページに必要な機能をプログラムで実装する。
デザインが正しく反映されているか、見た目と機能がスムーズに連携しているかを確認します。
例:問い合わせフォーム、検索機能、カート機能 など

②テスト用のサイトを作成
・本番と同じ環境で動作を確認できるテスト用のサイトを作成する。
これにより、デザインや機能の問題点を事前に見つけやすくなります。

③テスト項目の確認
・全ページのリンクやフォームが正しく動作するかをチェック。
・各ブラウザ(Chrome、Safariなど)やスマホ・タブレットで期待したデザイン・挙動になっているかを確認する。
・サイトの読み込み速度やレスポンスの確認をする。

④特定サイトタイプの機能要件
採用サイト:応募フォームやファイルアップロード機能の動作確認。
ECサイト:決済、在庫管理、商品検索機能が正確に動作するかを検証。



打ち合わせ・ヒアリングを通して決めていくべきこと

  • テストサイトでの動作確認
  • 修正が必要な箇所の具体的なフィードバック


STEP 7:公開と運用・改善

WEBサイトを公開した後も、継続的な運用や改善を行うことで、さらに成果を引き出せます。公開はゴールではなく、新たなスタートです。サイトを成長させ、目標達成に向けた取り組みを続けていきましょう!


具体的な内容

①公開準備
・ドメインの設定やSSL(セキュア通信)の導入を完了。
・サイト全体の最終チェック後に公開作業を進める。

②アクセス解析の設定
・Googleアナリティクスやサーチコンソールを設定し、公開後のデータを収集する。
アクセス数やユーザーの行動を把握することで、次の改善ポイントが見えてきます。

③継続的な運用と改善
・定期的にコンテンツを更新することで、SEO効果やユーザーへの情報提供の幅が広がる。
例:ブログ記事やニュース など

・検索エンジンでの上位表示(SEO施策)や、使いやすいデザインを目指すこと(UI改善)で、WEBサイトの成果を高めます。
なお、WEBサイトにおける「成果」を測る指標として重要なのが「コンバージョン」です。

④PDCAサイクルの実行
・初期目標(例:問い合わせ数の増加)を振り返り、改善を繰り返す。
・必要に応じて新しいページや機能を追加する。


打ち合わせ・ヒアリングを通して決めていくべきこと

  • 公開後のデータ(例:アクセス数、問い合わせ数)の確認
  • 定期的なコンテンツ更新の計画
  • 制作会社からの改善提案への対応

まとめ

WEBサイト制作やリニューアルを成功させる鍵は、「目的を明確にすること」から「公開後の運用改善」までのプロセスを丁寧に進めることです。この記事でご紹介した7つのステップは基本的な流れですが、プロジェクトの目的や規模、現状の課題によっては、進め方や優先事項が変わることもあります。柔軟に対応しながら、最適なWEBサイトを形にしていきましょう。


メディア・ラボでは、「よりそう」「くみとる」「カタチづくる」をモットーに、初めてWEBサイトを制作する方から、大規模なリニューアルを検討されている方まで、幅広いニーズに対応しています。目的の設定やゴールの明確化、ターゲットの選定といった基本事項の整理から、サイトのデザイン提案、SEO対策、公開後の運用サポートに至るまで、一貫してお手伝いします。ぜひお気軽にご相談ください!


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