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株式会社メディア・ラボ
代表取締役社長
鈴井 桂司

株式会社メディア・ラボは1999年8月、インターネットバブルの中、設立いたしました。多くの人がインターネットに夢を抱き、新ビジネスに乗り出した時期です。弊社も、そんな企業の一つでした。

設立当時のインターネットサービスは、目立つものでYahoo!くらいしか存在していない一社独占状態で、今では当たり前のGoogleもamazonもありません。そんな中、学生時代に自動車の中古部品探しに苦労した経験から、インターネットを使えば、今後は中古市場が活性化するだろうと考え、車種ごとに部品を検索できるWEBサイトを提供する株式会社オートエイド・ジャパンを立ち上げました。

しかしながら、当時のインターネット環境は、ダイヤルアップ接続のみ。通信速度は、14.4kbpsや28.8kbps、56kbpsなどで、光回線の100Mbpsと比較すると、数千分の１です。インターネットといえば、一部のパソコン好きな人やビジネスマンのみが利用する程度の時代でした。

今では当たり前の検索機能も当時では珍しく、事業に可能性を感じたものの、ネット人口の少なさや、自動車という狭いカテゴリーに限定したことが原因で活性化するにはいたらず思い悩んでいた頃、中小企業様より、サイト制作のご依頼をいただきました。このお仕事で評価いただいたことをきっかけに、社名を現在の株式会社メディア・ラボに変更し、本格的にWEBサイトの制作会社として事業を再スタートさせ、現在に至ります。

創業からこれまでの20数年を思い出すと、常にインターネット技術は進化し続け、大きなWEBトレンドの変化が何度もあり、弊社の歴史はインターネットの進化の歴史なのだと改めて感じております。

例えば、通信速度が上がったことで、動くデザインが当たり前になりました。今やサイト内にデザインの一部として動画を埋め込むこともできます。そして、WEBサーバーのスペックが上がったことで、格安レンタルサーバーにも、PHPプログラムやデータベースが使えるようになり、WordPressが流行りました。ひとつずつ丁寧に描いていた地図も、Google Mapを利用すれば、拡大縮小も自由自在です。

そして、最も大きな変化といえば、スマートフォンの普及です。今では、老若男女誰でも手元でインターネットにアクセスすることが可能です。スマートフォンから自宅の家電を操作したり、銀行預金から送金したり、ジャンルを問わずお買い物も可能な現代社会において、インターネットはビジネスだけでなく日常生活に必要不可欠な技術となったわけです。

このように大きな進化を遂げたインターネット業界において、弊社は慢心することなく新しいトレンドを理解し学習に励み、お客様に提案することを続けてきたが故に、多くの皆様にご支持いただき、今では上場企業のWEBサイトに携わるまでに至りました。

上場企業のWEBサイトでは、個人情報周りのセキュリティ対策や、Google関連のAPIを利用した大規模情報に対応したサイトなど、大手企業だからこそ考え得る最先端のWEB技術に触れる機会をいただいております。

これらの技術を研究・開発し、中小企業のニーズと合致した際に、安心してお任せいただけるリーディングカンパニーとして、これからも様々なお客様のお力になれればと考えております。

技術でリードする一方で、お客様をフォローすることも大切です。中小企業では、ご担当者様は何かの業務と兼務しながらWEBサイトを運用されていることが殆どです。中には社長が自らご担当される場合もあります。そもそも、お客様に求められるのは、業務や商品の知識であり、WEBの知識ではありません。WEBに関する知識は、弊社のような会社がスペシャリストとしてお手伝いすれば良いのです。

また、中小企業は業種が様々です。お客様毎に業種が違いますし、想像もしたことがないお仕事にも出逢います。そのような中小企業の皆様に寄り添い、業務を理解し、インターネットのスペシャリストとして最適な助言、説明をし、要望を汲み取り、企業の良さをWEBサイトという形で表現するという一連の業務は、大切なスキルなのです。

長いインターネットの歴史に精通しているが故の広い視野。そして、創業以来、脈々とつながるお客様に対する想い。この二つの武器を最大限に活かし、これからも求められる課題に対し、誠心誠意対応して参りたいと思っております。

よりそう、くみとる、カタチづくる。

これからもこの言葉を胸に秘め、精進して参ります。引き続きご愛顧の程よろしくお願いいたします。

株式会社メディア・ラボ
代表取締役　鈴井 桂司